サザンオールスターズの2ndアルバム
2枚目のアルバムになります。
1979年4月5日発売。
オリコン週間2位、年間3位(79年度)
気分しだいで責めないで、いとしのエリー、思い過ごしも恋のうち
のシングル3曲が収録されています。
サザンオールスターズとして人気が出まくり
とにかく忙しかった時に作られたアルバムでした。
メロディ(オケ)を録ってから歌詞を書くスタイルである
サザンオールスターズだったが、歌詞の締め切りに間に合わず。
歌詞カードの一部が「◎☆♂」などの記号で埋められるという
珍現象が発生する事態になってしまいました。
現場の状況もあまりよろしくなかったようで。
本作製作当時は休み無く朝から晩までテレビ出演に忙殺され、深夜になってようやく作曲・レコーディング作業に入る状態であった為、ノイローゼ状態に陥り、満足の行く曲作りや編曲が出来なかったとされることから、桑田自身は「駄作」と酷評しており、リリース当時のテレビ番組でも同様のことを連呼している。また、多忙・ノイローゼと相まってか、ジャケットの写真は桑田がスタッフとケンカをした直後で、場が非常に険悪な雰囲気のまま撮影したらしく、桑田自身もこのジャケットは怒った状態で写っている事を振り返っている。(wikipediaより引用)
アルバムのジャケット写真は必見です。
今となっては良い思い出になっているでしょうか。
個人的には大好きなアルバムなのですが・・・。
1.お願いD.J.
点数:★★★★
この曲は何というか勢いが良いですね。
間奏のウルフマン・ジャックのモノマネとか特に(笑)
曲全体を一言で表すなら
「サザンオールスターズのポップ、その王道」ですかね。
個人的には大好き。
2.奥歯を食いしばれ
点数:★★★★
デビュー当時にはなかった曲調です。
サザンの進化を感じさせる一曲と言えるでしょう。
大森さんのギターが素敵ですね。
だからこそ30周年ライブ(2008年、活動停止前)で
大森さんがいなかったのが寂しくて、淋しくて。
やっぱり戻ってきてほしいよ、6人のサザンが好き。
3.ラチエン通りのシスター
点数:★★★★★
あ~もうこの曲が流れると泣いちゃうよ!!
いとしのエリーの影に隠れがち?
いえいえ私はラチエン通りのシスターの方が好きです!
まずは聴いてほしい!!
「彼氏になりたきゃどういうの~?」
何回聴いても鳥肌が立つ、このフレーズ。震えます。
あ、桑田さんのかつての交際相手をモデルして書いた曲らしいです。
Spotifyのリンク貼っておきます。無料なので聴いてみてください!
4.思い過ごしも恋のうち
点数:★★★★
こっちはアルバムバージョンです。
コーラスとかに違いがあります。
聴き比べてみましょう!
シングルについては下記レビューを参照ください。
5.アブダ・カ・ダブラ(TYPE1)
点数:★★★★
時代を感じさせるメロディ○、歌詞も○、サザンっぽい感じ◎
収録当時忙しかったサザンオールスターズ、この曲を
2つに分けたのは何故でしょうか?
もしかしたら本当は1曲だったのでは?とか考えちゃいます。
でも良い曲ですよ。
6.アブダ・カ・ダブラ(TYPE2)
点数:★★★
2つに分ける必要性をあまり感じさせないですね。
曲としては好きなのですが。収録曲数を無理やり10曲にする
ために分けたのかな~。もしそうだとしたら桑田さんはそりゃ、
イライラするだろうな~とか妄想してみたり。
7.気分しだいで責めないで
点数:★★★
サザンの葛藤を感じられる、という意味では名曲になるのでは?
詳しくは下記レビュー記事をご覧ください。
8.LET IT BOOGIE
点数:★★★
出だしの勢いが凄く良いですね。
ライブで演奏して欲しい曲なのですが、
ほとんどやってくれません。
「若さ」ですかね、大学生っぽい曲です。
9.ブルースへようこそ
点数:★★★
サザンオールスターズの魅力の一つは音楽性の広さだと思います。
多分それはサザンを聴けば聴くほど感じることだと思います。
「ブルースへようこそ」ではその一端を味わうことができます。
ごちゃ混ぜ感?というべきでしょうか。スルメ曲ですね。
10.いとしのエリー
点数:★★★★★
詳しくは下記レビュー記事へ。
サザンのアーティストとしての道はこの曲から始まりました。
総評:ライブの定番曲が何曲もありますよ!
お願いD.J.、ラチエン通りのシスター、思い過ごしも恋のうち、
そしていとしのエリーなど、ライブの定番曲となった名曲がズラリ。
個人的にはラチエン通りのシスターを推しに推したいところですが、
お願いD.J.も相当にファンの中では人気なのではないでしょうか。
書き出しでも触れましたが、ジャケット写真の不機嫌さを
肴にアルバムを聴いてみましょう。
彼らの葛藤、その一端に触れられるかもしれません。